映画『それいけ!アンパンマン チャポンのヒーロー!』の公開を記念し、公開記念舞台挨拶を6/29日(日)に開催しました!
<アンパンマン>の声を担当する戸田恵子さん、<ばいきんまん>の声を担当する中尾隆聖さん、<ジャムおじさん>、<めいけんチーズ>、<カバお>などの声を担当する山寺宏一さんに加え、本作のゲスト声優を務める、アンパンマンを兄のように慕いヒーローになることを夢見る男の子・<チャポン>の声を担当した蒼井優さん、ばいきんまんが発明した<ロボ2号>ほかを演じるパンサーさん(向井慧さん・尾形貴弘さん・菅良太郎さん)ら豪華キャスト陣が登壇しました!さらに、アンパンマンとばいきんまんも登場し、会場は割れんばかりの声援に包まれました!
戸田さんは冒頭の挨拶で、「本作で36作目になりますが、毎年毎年素晴らしい作品ができるものですから、もうこれ以上はできないと思うんですが…なんと去年を超える素晴らしい作品ができました。とても嬉しく思っています。ゲストには蒼井優さん、パンサーのみなさん、そして、しずちゃんも参加してくれて素晴らしい出来上がりになっております」と本作を絶賛しました。続けて、中尾さんは「ハ~ヒフ~へホ~~!今日は朝早くから劇場にお集まりいただきありがとうございます!楽しんでいってください」とばいきんまんの台詞で会場を盛り上げました。
山寺さんは「アンアンアーン…以上です!」と冒頭からめいけんチーズの台詞を披露すると、パンサー向井さんから「ちょっとチーズ語じゃわからないです!ちゃんと日本語にしないと!笑」とすかさずツッコミが入りました。「今日はみんなに会えてうれしいよ~チーズも大活躍してたでしょ~」と伝えていたようですが、会場の小さいお子さんたちにもその気持ちが届いたようで、会場からは拍手喝采が送られました。
今回のイベントでは、上映後ということもあり、皆さんの本編内でのお気に入りのシーンを答えてもらいました。
戸田さんは「アンパンマンとチャポンの日常のシーンがいくつか描かれています。チーズと一緒にチャポンがお風呂に入ったり、お風呂上がりに髪の毛をアンパンマンが拭いてあげたり、寝る前に読み聞かせをしてあげたりとか、普段の日常が描かれていてすごく和みました」とアンパンマンがチャポンのお兄ちゃんと接する新たな一面を象徴するシーンをあげました。
中尾さんは「カバお君たちが、『いいことだけ思い出そう』って歌を歌っていたところに、『思い出すなぁ!!』とばいきんまんのツッコミ台詞、あれがすごい好きです」と答えると、山寺さんも「あれは最高でしたね!スタジオでも大笑いでしたよ!」と収録当時も盛り上がったシーンをあげました。山寺さんは「アンパンマンのマントが破けて、チャポンがアンパンマンを助ける。まるでサーフィンのように、アンパンマンがサーファーみたいになってる!あのシーンがすごくかっこいいと思いました!」と劇中で登場するアクションシーンをあげました。
蒼井さんは「私は、チャポンがばいきんまんも助けるシーンが大好きで、アンパンマンの背中を見て、優しさや勇気の本質というものをちゃんと受け継いだんだなと思いました」と自身が演じたチャポンの成長したシーンをあげました。
続いて、向井さんは自分の大好きなロールパンナについて語り「私はロールパンナさん推しで、もうちゃん付けなんかできない、ロールパンナさんと呼ばせていただいているんですけど(笑)。今回、チャポンとアンパンマンの絆と、ロールパンナさんとメロンパンナちゃんの絆が描かれていて、あのシーンが僕的には激アツでした。ロールパンナさんが笑ってくれているんだったら、僕はもう何でもいい!あの表情を見られただけで、今回まず大満足の作品でした。」と自身が好きなキャラクターのシーンをあげていました。
本作で、山寺さんと蒼井さんの共演は約10年ぶりになるということもあり、蒼井さんは「お会いすると本当に安心します。ある番組でご一緒していた時に、私が緊張して足がガクガク震えている時にも、優しく声をかけてくださる、この世界のお父さんだと勝手に思っています」と山寺さんとの当時のエピソードを披露しました。そんな蒼井さんが好きなキャラクターは、山寺さんが声を担当するジャムおじさんであることもあり、山寺さんがジャムおじさんの声で蒼井へメッセージを伝え、このサプライズに蒼井さんは感動していました。
そして完成披露上映会の際に、アニメシリーズにもレギュラーで参加したいと意気込んでいた尾形さんに対して、数多くのアンパンマンキャラクターの声を担当する山寺さんから、<かびるんるん>のレクチャーを受けました。かびるんるんのセリフを使って、尾形さんの十八番の「カビカビー(サンキュー!!)」を披露する一幕もありました。
「なんのために生まれて、なにをして生きるのか」という、原作者・やなせたかし先生の想いが込められた「アンパンマンのマーチ」の一節がテーマとしても問われる本作。やなせ先生がご存命だった当時は、舞台挨拶でやなせ先生が歌をご披露されることもありました。やなせ先生について、戸田さんは「とにかくエンターテインメントが大好きな方なので、ステージで急に歌い出すことがよくありました。すごく大きな声で、なぜか歌の調子がマイナーコードなんですよね。ノスタルジックな感じのメロディーで、歌詞は前向きではあるんですけれども、とっても大きなお声で歌い出すという。でも、パーティーの時でも、取材の時でも、いついかなる時でも歌を歌うという、みんなが喜んでくれることが大好きだったんだと思います」と思い出を教えてくれました。
最後に戸田さんは、「いつまでもみんなの頼りになるアンパンマンでありたいなと思うと同時に、やなせたかし先生の偉大さを改めて感じている私たちであります。天国の先生がいつまでも喜んでもらえるように、これからも「アンパンマン」をみんなで力を合わせて、やっていきたいと思っています。これからも応援をよろしくお願いします」とやなせ先生の想いを背負い、作品に込めた思いを述べ、大盛況のうちに幕を閉じました。
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