2025.05.27
2025年お知らせ
「映画公開記念!みんなのヒーロー!イベント」開催

「横浜アンパンマンこどもミュージアム」内にあるパンこうじょう前ひろばには、たくさんの子どもたちがアンパンマンの登場を心待ちにしていました。最初にアンパンマンが元気よく登場し、会場は割れんばかりの声援に包まれます!アンパンマンを倒そうとするばいきんまんが姿を現すと、さらに会場は大盛り上がり!

みんなのヒーロー<アンパンマン>の声を担当する戸田恵子さんと本作のゲスト声優を務める<アンパンマンを兄のように慕い、ヒーローになることを夢見る男の子・チャポン役>の蒼井優さんが登場!蒼井さんはプライベートでも訪れたことがあるという「横浜アンパンマンこどもミュージアム」での思い出を聞かれると、「私が手作りしたコキンちゃんの帽子を被せて娘と一緒に来ました。そこで子供の顔写真を入れられるキーホルダーを作って、じぃじ、ばぁばにもプレゼントしました。」と、会場でのエピソードを披露し、「横浜アンパンマンこどもミュージアム」の魅力を語りました。

本編アフレコを終えて間もない蒼井さんにチャポン役を演じる上で心がけたことについて伺うと、「娘が本当にアンパンマンのことが大好きなので、この映画を楽しんでもらうために、娘にバレないよう声を変えて頑張りました。」と、最愛の娘を意識して演技をしたことを明かしました。つづく戸田さんは「アンパンマンが“お兄ちゃん”と呼ばれて慕われるシチュエーションは初めてなんですよね。アンパンマンも、チャポンに本を読み聞かせしたり、髪を拭いてあげたりなど、弟ができて凄い嬉しかったんじゃないかなと思いますし、それを意識してアフレコに臨みました。」と、アフレコ当時を振り返りました。さらに、蒼井さんの役作りについては、「優ちゃんが娘さんのために声を変える努力をしたと言うけれど、娘さんはまったくお母さんとは気づかないと思います!チャポンが可愛らしいのだけども、中盤から勇気をもってたくましく成長するところが素晴らしい演技で,,,素敵なチャポンが生まれたと思います。」と蒼井さんの演技を絶賛!

さらに、数多くのアンパンマンの曲を歌うドリーミングさんとともに、<アンパンマンとチャポンをやっつけるため、ばいきんまんが発明したロボ2号を担当するパンサーの向井さんと尾形さん、そして、ニンジンさん役を担当する菅さんが登場!尾形さんは「みんなサンキュー!ばいきんまんも反省しているんで、一緒にいいですか?」とばいきんまんと肩を組んで登場。

ドリーミングさんは「今日は晴天で、スーパー晴れ男だったやなせ先生が見守ってくれていると思います。」と、原作者のやなせたかし先生の晴男エピソードを披露し、続けてパンサー尾形さんのお馴染みのギャグ“サンキュー!”で会場を盛り上げました。

演じたキャラクターについて向井さんは、「我々は申し訳ないですけど、アンパンマンを倒さないといけないので、本気でロボを演じさせていただきました。」と意気込んだコメント。そんなパンサーの演技について戸田さんは、「まさにニンジンさんは凄い新鮮な演技で、この業界の人では出せない味があったと思いました。」と菅の演技を絶賛。そしてロボ2号を演じた向井さん・尾形さんについては「同じ言葉で何かを表現するのがとても大変なのですが、素晴らしかったです。短い言葉にもパンサーさんの雰囲気が出ていて“さすがですね”としか言いようがなかったです。」と、声のお仕事として難しい演技を絶賛しました。尾形さんはプライベートでお子さんと一緒に来たという「横浜アンパンマンこどもミュージアム」について、「おすすめが、ステージでやるショーなんですが、今この場所にアンパンマンと一緒に立てていることが子どもに胸張れて誇らしいですね」と興奮気味に話しました。

その後、ドリーミングさんを筆頭に会場のお客さんと登壇者で、テレビアニメでは普段流れないフルコーラスの「アンパンマンのマーチ」の生歌唱が披露されました。「アンパンマンのマーチ」のお気に入りの歌詞をそれぞれ聞かれると、蒼井さんは「大人になってからなんですが、『今を生きる ことで 熱い こころ 燃える』という歌詞が好きで、仕事とか先のことを考えて不安になることが多い中で、今のことを考えて生きていれば、心が萎むことなく熱くいられる!と短い歌詞に意味が凝縮されていてとっても好きです」とお気に入りのフレーズを話しました。

「横浜アンパンマンこどもミュージアム」では、特別エリア「しってる? やなせさん と アンパンマン」も期間限定でオープンしており、盛り上がりを見せています。アンパンマンの生みの親である、やなせ先生について伺うと戸田さんは、「“人生は喜ばせごっこ”と常々やなせ先生がおっしゃっていて、『戸田さん、困ったことや嫌なことがあったときは、人が喜ぶことをやりなさい』と先生に教わりました。窮地に陥ったときは、人に喜んでくれることをやろうと思います。」とやなせ先生からの言葉を振り返りました。

つづいて、最近のアンパンマンにまつわる思い出を伺うと、蒼井さんは、「娘が喧嘩している友達に対して、アンパンマンがばいきんまんに言う『やめるんだ!』に倣って『やめよう!』と言う練習をしているんです。ある日、友達が喧嘩をしはじめたときに、勇気を振り絞って『やめよう!』と言っていたことがあって、娘自身がアンパンマンから学んでいることがいっぱいあるんだなと感じた瞬間でした」と思い出のエピソードを語った。つづけて、2006年公開映画『それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ』をきっかけに30代中盤からアンパンマンにハマったという向井さんは、高知県にある「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」を訪れたというエピソードを話しました。「展示されている原画やヒストリーを観て感動しながら回っていたんですが、その中にこの作品のポスターも並んでいて、蒼井さんと我々の写真も載っていたんです。原画やヒストリーの並びに自分たちの写真があることに、アンパンマンに携われた感動が沸きました」とアンパンマン愛を話しました。さらに、菅さんは、「ダイエットで食事制限をしていて、一度道端でダウンしていたところに、アンパンマンがふぅっと来て『これをお食べ』と差し出してくれたことですね、助かりました!感謝です!」と、まさにヒーローであるアンパンマンとのエピソードで笑いを誘いました。

そして、ヒーローになりたい子どもに向けたアドバイスを伺うと、戸田さんは「答えは映画を見てもらうとわかると思うんです。カッコイイばっかりがヒーローじゃない、どこに向かって自分がヒーローになるかと言うことは、この映画をみて親子、じぃじ、ばぁばは子どもと一緒に考えてほしいです」と話しました。蒼井さんは「みんな元気に生きていること、心臓を動かしてくれていることがお父さん、お母さんにとってはヒーローだと思います。のびのび遊んでください!」と1人のお母さんとして答えました。

イベントの最後に、「今作はついに36作目!今年もゲストの方をお迎えして素晴らしい作品に仕上がっています。アンパンマンの映画館は少し明るめになっているので、そんなに怖がることなく、ぜひお子さんの映画デビューはアンパンマン映画で、みんなで楽しく見て頂ければと思います。公開を楽しみに待っていてください。」とお客さんに挨拶し、イベントは幕を閉じました。

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